Unityのタイルマップ拡張ブラシ「 Random Brush」の解説です。レトロRPGダンジョンの雛形を作ったり色とりどりの木々をランダムに植えたりできます。
Random Brushとは
Random Brushとは、Tile Paletteのブラシの拡張機能で、選択したタイルの中からランダムにタイルを選びシーンビューに配置したタイルマップに貼っていくブラシです。
例えばですが、2つのタイルをランダムに選択する状態でタイルマップにタイルを貼ると数秒で以下のようにレトロなRPGのダンジョン迷路が完成です。
複数の木をランダムに配置したい場合も木の登録をして10×10マスぐらいを一気に貼り付ければ30秒ぐらいで次のような画像に出来ます。
Random Brushの使い方
プロパティのNumber of Tilesでランダムに選択したいタイルの種類の数を入力すると、そのすぐ下のPlace random Filesにタイルをセットできるリストが表示されます。
タイルをセットした状態で、ピッカーツール(ツールの左から3番目)を選択し、ランダムにタイルをセットを配置したい大きさのマス目に沿ってドラッグします。
その状態でシーンビューにマウスを持っていくと、先ほど選択した大きさの中にセットしたタイルをランダムに表示して配置できるようになっています。左クリックでセットできます。
Pick Random Tilesにチェックを入れ、Tile Paletteのグリッドを選択すると、選択したタイルをPlace random Tilesにセットします。下記画像のように複数選択した場合は、複数をまとめて一気にセットします。
Add To RandomTilesのチェック状態により、以下のセット方法です。
- チェックがある場合、現在のNumber of Tilesを現在の値+追加タイル数にし、最後尾に選択したタイルをセットします。
- チェックが無い場合、Number of Tilesを追加タイル数にし、タイルは初期化した上で選択したタイルを追加します。
Tile Set Sizeを変更すると、その塊まとめに1タイルセットを作ることができます。x=3、y=3にした場合、Place randam Tileの各Tile Setは9つのタイルをセットすることができ、この9タイルの位置を固定としたタイルセットをランダムでシーンビューのタイルマップに配置することになります。
ランダムに表示するタイルの中に未セットのタイル欄を作ると、シーンビューのタイルマップにタイルをセットしない箇所がランダムで現れます。その割合は空欄が多いほど大きくなります。
ランダムに表示するタイルに同じタイルをセットすると、その割合によりシーンビューにセットする割合が変化します。例えば下記画像は緑が9、茶色が1の割合でセットしています。