Unityでドット画像がボヤけたりにじんだりしないようにするためのスプライト推奨設定とUnityの機能「2D Pixel Perfect」について解説します。
Table of Contents
Spriteアセットの設定
結論

Pixels Per Unit | ドットのサイズと同じにする。32×32なら32に。 |
Mesh Type | Full Rect |
Filter Mode | Pointer |
Compression | None |
Max Size | オリジナル画像のMAX SIZEより 小さい場合は大きくする |
Pixel Unit Mode | pixel |

解説
Pixels Per Unit
Sceneの1単位あたりの画像の大きさ。つまり、1単位に対して過剰なまでに拡大や縮小をしないようにするため。ドットのサイズと同じにすると、1単位に1ドットが綺麗に収まるサイズになります。異なるサイズのドットを共存しやすくなるなどのメリットもあります。
Mesh Type
レンダリングに使用するメッシュタイプの設定。Tightにすると不透明部分をカットしてくれるのですが、ドットの場合は縁取りがおかしくなる場合があるので、Full Rectを選択します。
Filter Mode
画像をにじませて良いようにグラディーションやアンチエイリスをかけてくれます。が、ドットの場合はピクセルの色が変わってしまって余計なお世話なのでフィルターを掛けない設定のPointer(No Filter)にします。下画像はデフォルトのBilinearになっている場合です。

Compression
圧縮に関する項目。ドットを圧縮すると鮮明さが失われてしまい、ピクセルの色が変わってしまうことがあります。そのため、Noneを選択します。

Max Size
Unityが自動で調整するため、場合によっては元画像の縦横サイズより著しく小さくなっている場合があります。画像が小さくなるとドットが縮小されてしまうため、元と同じサイズであることを確認します。